「幸作と幸子と閻魔大王」

055.gif 白神の夜1-2 未来からの訪問者 天草島原の乱1-2 昭生と朱美 神曲ep.1  二人の酔っぱらいep.1 洞窟での出来事 野良猫との再会 覚永和尚  みどりと信夫の大当たり  仙人候補生と姉弟 二人の酔っぱらい1-2 神曲 第一部1-56 神曲 第二部57-78 亜衣姫と羅夢王1-7


a0144027_2093372.jpg 「あ、」
 「あいたた」
 「いかん もうだめだ」
 「腰が痛い」
 「これからどうしよう」


 これからどうする…そう思いながら、石田幸作は汚れた作業着のまま、伊勢佐木長者町駅を降り、横浜市中区寿町のドヤ街までたどり着いた。
 さっそく安全靴を脱ぎ、部屋に入ろうとしたとき悲劇が襲った。
 矢折れ力尽きたのか、昼間の作業がきつかったのか、脱水症状なのか、ふらふらっとよろけて そのまま仰向けにバタンと倒れ、腰と背中を嫌と言うほど冷たいコンクリートの床に打ち付けられた。咄嗟に頭をかばったが、激痛が腰と背中に走った。その倒れた時のドスンという音は館内に響き渡った。
 「あ、」
 「あかん」
 体が動かん。

 それから、およそ三十分ほど経過したときであろうか。コンクリートの床の上で、やっと寝返りを打ち、腹這いになりながらもドアの取っ手まで手を伸ばした。
 ドアノブに支えられながらも部屋に入った幸作は、そのまま崩れるように仰向けに横たわった。







 ここは松影町三丁目にある大信荘という簡易宿泊所である。重量ブロックで作られた、寿町、松影町の中でも最も古い四階建てのそのビルは、手作りのトタン屋根の屋上屋を建てており実質五階建てともいえる。
 一泊千八百円でテレビと寝具だけの、三畳間の四階三号室に幸作は住んでいた。床は腐っており、畳の下からはネズミの泣き声が聞こえてくる。

 「あれからどれぐらい経ったのか」と、幸作は指折り数えた。
 「六日かあ」
 「六日も飲まず食わず、それに一睡もせずにかあ」

 腰が痛いので眠れない。トイレの場所は近いのだが、そこまではたどり着けない。それでバケツに用を足した。この時ほどヘルパーさんがいてくれたら、と幸作は思った。
 食欲はとうになくなっていた。煙草は1カートン買っておいたので、仙人ではないが煙草を霞代わりに吸った。相変わらず腰が痛いので起きれない。

 「どうしよう」
 「このまま死ぬのか」
 「意外と餓死は楽かもしれないな」そう幸作は実感した。薄れゆく意識の中で、
 「そうか」
 「あれがあったな」と、
 幸作は 何かの本で読んだことがある、守護霊の話を思い出した。それによると、人には必ず守護霊がついていると書かれてあった。その日から一心不乱で守護霊に呼びかけ始めた。

a0144027_10581894.jpg 「守護霊さん助けて下さい」
 「お願いです。これが最初で最後のお願いです」
 「守護霊さんどうか助けて下さい」
 「たった一度だけでいいのです」「誰かを呼んで下さい」

 その日から仰向けになったまま、手を合わせて拝み続けた。七日目になり、八日目になり、九日目になっても何の反応もない。
 「守護霊さまー」
 その声は、悲しくも、虚しく部屋の中に響いた。

 そして十日目にして初めて睡魔が訪れた。その夢の中で、黄金色に輝く大きな球体が現れた。
 「わしじゃ」
 「えっ」
 球体は人型になってその姿を現した。
 「わしじゃ、閻魔大王じゃ」
 「ええっ、」
 「お主に詫びねばならんことがある」
 「はあ」
 「どこをどう探しても、お前の守護霊は見つからなかった。つまり、お前には最初から守護霊がいなかったということじゃ」
 「えー、そんな」

 「これは霊界始まって以来の珍事でな、お釈迦様も大そう驚かれて、それでわしにお鉢が回ってきて、 わしが代表として詫びに参ったのじゃ」
 「はあ」
 「何事も思い通りにはいかず、さぞや辛かったであろう」
 「その時、その時々においてじゃな、誰からも、適切なアドバイスを受けたことがなかったであろうが。自分よりはるかに劣っている者たちが人生を謳歌しているのにな。嫁ももらえず、独り身でよう頑張った。さぞや日雇いの土工は辛かったであろう」
 幸作の眼から涙が光った。

 「よし、わしに任せろ、お主の守護霊にはわしがなる」
 「はあ、しかし このままでも構いません」「人より半分にも満たない喜びしか知りませんが、想像するぐらいは出来ますから」
 「なに想像だと、それでは切なかろう」「わしがお主の想像とやらを叶えてやろう」
 「でも、腰が痛くて立てません」
 「腰か、」
 「そうであったのう」
 「腰は明日の朝までには、わしが治してやる」

a0144027_2142357.jpg そして閻魔大王は、透明な球体を少し小さくし「あ、」と驚いた幸作の口の中に投げ込まれた。
 「あー、」
 幸作はそれを飲み込んでしまった。

 「それはわしの孫じゃ、明日からお主の道案内をさせる。名は小太郎と申す」
 「少しやんちゃ坊主だが、許せ」
 「あ、はい」

 翌朝、久しぶりにぐっすりと寝た幸作は、体が軽いと感じた。そこで起き上がると、まるでバネ仕掛けの人形のようにふわりと立ち上がった。
 さっそくコインシャワーに入り髭を剃ったが、体を洗う体力がない。それで湯が止まるまでシャワーを浴び続けた。

 寿町には友宛という雑貨も売る惣菜屋があった。そこでアイスクリームとフルーツの盛り合わせ、それにお粥を買った。人は十日も絶食すると、何故だか無性にアイスを食べたくなる。これは経験した者にしか分からない。ついでフルーツとお粥も咀嚼して飲み込んだが喉が痛くなった。十日も絶食すると、たとえお粥であっても、異物を飲み込んだかのように喉が痛くなる。

 食べ終わり一服煙草を吸ったとき、煙とともに透明な球体が口から出て来た。それは目の前で大きくなりバスケットボール大になった。
 「おいらは小太郎だ」そう煙草の煙にむせびながら、透明な球体が言った。
 「いいから ついてきて来りょう」と言った。

 「ああ、そういえば昨日の夢に出てこられた、閻魔さまのお孫さんですか」と幸作は聞いた。
 「そうずら」と小太郎は応えた。
 「よかか、おいらについて来りょう」と、小太郎は言った。
 「でも、あなたの御姿は、他の人に見られたら大騒ぎになりますが」
 「案ずることはなか、おいらの姿はお主にしか見えんとばい」
 「はあ、」

 何とも、幾つもの方言を使われるものだと呆れながら、幸作はうなずいた。それで横浜市南区浦舟町と、真金町にまたがる横浜橋商店街までついて行った。その日は、いつになく商店街がにぎわっていた。

a0144027_16534864.png

 「今だ!後ろを振り返れ」と小太郎が言った。それで幸作は振り向いた。そうしたら、後ろを歩いているご婦人の唇と、幸作のくちびるとが合わさった。甘い至福の0.3秒の一瞬であった。
 「あ、ごめんなさい、これは事故です」と幸作は詫びた。そのご婦人は憮然として立ち去った。「おのれ小太郎めが、人を茶化しおって」と思ったのだが、あの甘美な唇の感触の余韻に浸る幸作であった。

 小太郎は「ここだ、着いたぞなもし」と言った。そこは商店街の中ほどにある宝くじ売場であった。小太郎は連番を買えと勧めた。そこで幸作は連番十枚を三千円出して買った。
 「これ当たるのか」と、幸作は小太郎に聞いた。
 「分からん、おいらには宝くじを当てる力がないぞな」
 「えー、」
 「でも買わんと当たらん」
 「えー、そんな」
 幸作は財布を見ながら溜め息をついた。財布の中には千円札一枚しかなかった。
 「ああ、また明日からケタ落ちの飯場暮らしかあ」と幸作はつぶやいた。
 小太郎は「土方なんぞ止めろ」「今度また腰を痛めたら、それこそ車いすだぞ」と言った。
 「でも食べては行けん」
 「おいらに任せろ」と小太郎は言い、「ついて来りょう」と言った。

a0144027_21175379.jpg そこは寿町に隣接した扇町の、ボートピア横浜という場外舟券売り場であった。入り口を入ると、プレートに濱野谷憲吾と書かれているモーターボートが飾られている。エスカレーターで二階に上がると大勢の人がいて、何十台ものモニターに、各地のオッズと競走場の映像が流れている。三階も同じであった。四階は優待席となっている。

 小太郎に導かれて幸作は二階の舟券売場に入った。小太郎は平和島競走場の出走表を取れと言い、「9Rを見りょう」と言った。それで幸作はエレベーターの脇に置いてある、平和島競走場の出走表を取った。

 「なるほど、9レースは鉄板だな」と幸作は思った。
 1号艇はA1選手で、7.65の勝率を誇る不動の本命選手だ。格が違う。2号艇も勝率は7.01のA1選手で、後はB1選手とB2選手たちであった。特に4号艇、6号艇にあっては、やっと3割台をキープしている選手で、とても勝ち目があるとは思えない。
 幸作は当然「1-2」を買うのだと思っていた。小太郎は「6-4-5の三連単を買うべし」と言い、「ええっ、」と幸作は驚いた。
 そこで幸作はなけなしの千円札で6-4-5の三連単を買った。
 「これ本当に当たるのか」と小太郎に聞いた。小太郎は不敵の笑みを浮かべ「ふっふっふ」と笑った。

 ファンファーレが鳴り響き、6艇が待機行動に移った。内3艇がインコースに、3艇が枠番どおりに外枠にボートを引いた。そして12秒針が回り、外枠3艇のエンジンが一斉に噴いた。やや遅れて内枠3艇も動いた。スリット前では6号艇が頭一つ抜き出たようにも見えた。
 だが1号艇は試合巧者だ、難なく1マークを先マイして先頭に躍り出た。2号艇も差しハンドルでその後に続いた。6号艇は最内を狙って捲り差しを狙ったが、1、2号艇には遠く及ばず水をあけられた。
 「おのれ小太郎めが、一度ならず二度までも人を茶化しおって」と幸作は思ったが、「いいから見ちょれ」と小太郎が言った。

a0144027_1685175.jpg


 独走態勢の1号艇は、3周1マークを回るとき、腰を浮かせて立ち上がり、しなくても良い華麗なモンキーターンを自信満々に披露して見せた。だがそのせいで重心が高くなり、おりからの強い向かい風で船首が持ち上がり、仰向けに転覆してしまった。そこに2号艇が衝突し、右回りにぐるぐるぐるぐると回ってエンストした。その事故艇を避けるように外側を走った6号艇、4号艇、5号艇がゴールインした。

 「おお、さすがに小太郎どん」見事に的中させたなと幸作は思った。場内のモニターには、991.7倍との高額なオッズが示された。
 「おおっ」と場内がどよめいた。
 そうすると「991.700円かあ」と幸作も驚いた。それから高額配当金を支払う別室に案内されて、紙袋にお札を入れてもらった。

 小太郎は「何か美味いもんでも食っちゃれ」と言った。それで幸作は横浜中華街にある高級飯店に行った。メニューには、フカヒレやら回鍋肉、北京ダックなど、今まで食べたことのないものばかりであった。食べ方が分からないので、チャーハンと焼き餃子を注文した。


a0144027_2144388.jpg 幸作は「美味いうまい」と食べたが、小太郎はそれを見て悲しくなった。「飯場の飯しか食ったことがなかったもんな、よし、家が買えるまで付き合ってやるか」と小太郎は思った。

 次の日から連日ボートピア横浜に通い、土日は野毛の場外馬券売場に通った。狙うのはみな高額配当のレース、万馬券であった。馬券は人の少ない月曜日に払い戻しに行った。中央競馬JRAは全国規模であるため、多少大目に買ってもオッズに影響はない。それで数十万単位で馬券を購入した。

 僅かひと月も満たないうちに、八億もの大金を幸作は手に入れた。そして「おいらの役目はここまでだ。後は小説を書いて暮らすのもよし、漫画を描くのもよし、温泉旅行に行くのもよし、自由自在だ」と小太郎は言って、去って行った。

 「わしじゃ」
 「えっ」
 「わしじゃ、閻魔じゃ」
 「閻魔大王さま」
 「そうじゃ」
 「お主にいい知らせがある」
 「はい」
 「お主の嫁もお主を探しておった」
 「はあ」
 「話せば長くなるが、お主のへその下にあざがあるであろう」
 「はい」
 「それはお主が無実の罪で切腹させられた証しじゃ」

a0144027_2036405.jpg

 「お幸(こう)どの、つまりお主の女房どのじゃ、お主の後を追い、自害された。そのお幸どのにも首筋にあざがある」

 「それはいつの時代でしょうか」
 「江戸じゃ、八代将軍の時じゃ。お主は源左衛門と名乗っておった。更にさかのぼるとな、平安時代になるであろうか、お主は藤原の兼通という正三位大納言、右近衛大将のお公家さまで、お主らは終生いい夫婦(みょうと)であったのじゃ」
 「はあ」

 「お主が勝手に下生したので、お幸どのも慌てて下生された」
 「あ、はい」
 「後で調べたのじゃが、苦界に生きんがため、守護は一切要らぬと、お主は自ら好んで下生したと聞く。見上げた心意気ではある」
 「そうでしたか」
 「余人には分からぬいい経験をしたであろう」
 「はい」

 「人は己の魂の糧となるよう、一度は苦界に沈まねばならぬ。美しい蓮の花を咲かせるためにな。そのためには守護霊がおっては情けが生じるでのう。中々苦界には沈まんのじゃ」
 「はあ」
 「お幸どのとは何れ会わせるが、わが孫、小太郎が作った小金があるであろう。それでまず衣服を整え、家を買うがよかろう」そう言って閻魔大王は消えて行かれた。

 幸作は、何と、そういうことであったのか。思えば幼少の頃よりこの身が意のままにならず、いつもいつも悪い方向に傾き、流されてきたのにも合点がいった。この世では、守護という浮力がなければ下に沈む、守護があれば中々沈まん、守護霊の出来不出来によって浮き沈みが変わる、この理が分かった。

 さっそく伊勢佐木町のユニクロで衣類一式を買い揃え、家を探しを始めた。そして関内駅前にある新築のマンションの一室と、スバルのインプレッサを購入した。
 マンションの隣りのビルの地下一階には、マロンというスナックバーがあった。薄暗い店内は落ち着いた色調に彩られ、天井にある小さなスポットライトがカウンターを照らしている。

a0144027_21233711.jpg 幸作は、ちょうど横浜ベイスターズの応援団と入れ替わるように、そのスナックバーに立ち寄り、カウンターの椅子に腰を下ろした。
 その時であった。

 誰かがポンポンと幸作の肩を叩いた。振り返るとそこには小太郎が立っていた。
 「おお、小太郎どの」と言い、椅子から立ち上がったのだが、
 次の瞬間、
 美しい女性と目と目が合い、くぎ付けとなった。
 何故だか知らぬが懐かしい思いがこみ上げ、涙が出て来た。
 「お、お幸か」
 「源左衛門さまー」と女性は言い、幸作に抱きついてきた。
 見れば左の首筋に刀で切ったようなあざがあった。

 「苦労かけたな」
 「あなた様こそ、ご苦労様でした」
 「さあ、立ち話もなんだから」と言って、小太郎はボックス席に座るように二人に勧めた。
 「さておいらの役目はここまでだ」と小太郎は言って、幸作に「宝くじは当てておいたぞ」と耳打ちし、「祝儀だ、受け取ってくれ」と小太郎は言った。そして階段の途中で球体となって消えて行った。

 幸作はお幸に、どうして自分が源左衛門と分かったのかと尋ねた。
 「閻魔大王さまから、いろいろと教わりました」
 「やっぱり」と幸作は思った。
 「今のお名前は幸作さんでしょう」
 「そう、お幸さんの今の名前は」
 「幸子です」
 「幸子さんかあ、で今のお仕事は」

a0144027_135444100.jpg 「あなたに会うためにCAを辞めてきました」
 「それはどこの」
 「ANAです」「もう離れたくはありません。あなたのおそばにおいて下さい」
 幸作は涙が出て来た。幸子も泣いていた。

 次の日、幸子は荷造りを終えていたのか、幸作の部屋に引っ越ししてきた。そして一通り片づけが終わると近くのスーパーに買出しに行った。
 幸作は所帯を持つということが、こんなにも嬉しいものなのかとつくづく思った。

 「どうじゃ、好かろうが」
 「えっ」
 「わしじゃ、閻魔じゃ」と大王は姿を現した。
 「閻魔さま」
 「人はこの世を苦界と呼ぶが、そうでもないのじゃ」「己の心が清純なれば、そこが極楽浄土となりて、大調和を生み、それが大和心ともなり、その者は幸せに生きられるのじゃ」と仰り、
 「用があれば なんどきでもわしを呼べ。では、つつがなく暮らせよ」と言って消えて行かれた。

 幸子が帰ってくると鍋を作り始めた。包丁で野菜を切る、まな板の音が心地よかった。もう何百年ぶりだろうか、二人で鍋をつついて食べた。
 鍋を食べ終わると、幸作は二つの重たい紙袋をテーブルの上に置いた。
 「それは」と幸子が聞いた。
 「二億円だ」
 「まあ」
 「小太郎さんが当ててくれた、宝くじの賞金だよ」
 「何に使うの」
 「まだ決めていない。いずれ世のため人のために使おうと思ってる」「それに人の為に尽くすと言う事、人の為に生きると言うこと、義に生きること、これこそが本来の日本人の心なんだと思うんだ」
 「そうね、そんなに焦ることではないわよね」と幸子は言った。

 「そうだ、明日(あした)称名寺に行ってみない」
 「称名寺って」
 「金沢文庫にあるお寺だよ。とっても綺麗なんだ」
 「いいわ」

 小雨降る中、インプレッサが走った。称名寺の山門の脇道から入ると、青葉若葉の桜並木の参道の中をゆっくりと走り、仁王門の前まで来ると車を停めた。それから称名寺の庭園に入ると、幸作と幸子は、仁王門の裏の段差に腰を下ろし雨宿りをした。 まだ五月雨が降っている。雨のおかげで人っ子ひとりいない。その静寂の中、二人は美しい庭園を独り占めにしていた。


a0144027_16141670.jpg


 雨が上がった。 本堂の裏山から少し雲間が開け、青空が見え始めた。そして二個の大きな球体が本堂の上に現れた。閻魔大王と小太郎だった。
 幸作と幸子の二人は、「閻魔さまー、小太郎さまー」
 「ありがとうー」「ありがとうなー」と大声で叫び、いつまでもいつまでも手を振り続けていた。


 「了」


a0144027_16331946.png




ブログランキング・にほんブログ村へ








 にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ 
[PR]
by hirosi754 | 2015-04-24 14:53 | 小説 | Comments(0)