「仙人候補生」と姉弟

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a0144027_15462469.jpg 「おーい、全員集まれー」
 「こら、そこの伊賀の仙人、いつまで寝てる」

 「起きろ、」
 「それから そこの甲賀の仙人、」
 「おなごの太ももに惑わされて、また雲から落ちたいのか」「あの時の醜態を もう忘れたのか」「甲賀の仙人よ、」

 「さあ、みな集まれ、集まれ」
 「よーし」
 「それでよし」
 「これで全員集まったな」

 「では言う」
 「あなた方は まだ仙人ではない、言わば 仙人候補生である」
 「だから失敗もするし、己の果たすべき役割もまだ充分に分からぬであろう」
 「惰眠を貪り色香に迷い 仙人になろうとは、笑止千万」と、高天原の神様が仰った。

 「初心に戻り、人助けをせよ」と、仰せになった。
 「特に 伊賀の仙人と甲賀の仙人、あなた方には特別に幽界に降りてもらう、異存はござらぬか」と、高天原の神様が仰った。

 「はあ」
 「はあ では困る、人助けという役目がある」「幽界に降りたら分かる」との神様の言いつけで、
 「はい」と、二人の仙人が畏まって言った。

 「あの神様は誰だったのだろう、きっと大国主の神様に違いない」
 「眼もくらむお光であつた」そう思い、二人は何億何千という 人々が暮らす階層を降りて、次第に夕暮れが近づく幽界へと降りて行った。


 そこは薄暗い墓地のようであった。そこに一人の少年がいた。少年は行ったり来たり右往左往していた。
 「坊主、どこへ行きたいのか」と、伊賀の仙人と甲賀の仙人は、その少年に尋ねた。
 「家に帰りたい」
 「だけど家がどこだか分からないんだ」と言う。
 「家が分からない」と、伊賀の仙人。


 a0144027_14382585.jpg「いつもどうやって帰るんだ」と、甲賀の仙人が聞くと、
 「新宿駅から井の頭線に乗って、それから…」
 「土手みたいなところを下りて、小板橋から京浜急行に乗って」
 「はあ」

 「そこから先は、いつも堂々巡りで良く分からないんだ」と言った。
 「いつもいつもそうなんだ」
 「始めは新宿駅なんだけど、降りる駅が分からないんだ」と、少年は言った。
 「お姉ちゃんもそうなんだ」
 「お姉ちゃんも家がどこにあるのか分からないんだ」

 「そのお姉ちゃんはどこにいるんだ」と、甲賀の仙人が聞いた。
 「お姉ちゃんは生きてるよ」
 「ワシン坂病院に監禁されてるよ」
 「ワシン坂というと」
 「精神科か」
 「そうだよ」
 「だいぶ重いのか」
 「うん」
 「こりゃあ困った」と、二人の仙人は思った。

 伊賀の仙人は、少年の生前の記憶を蘇らせた。
 姉と弟の家族は貧しかった。二年に一度は夜逃げ同然に引っ越しをして、二年に一度は転校していた。学業も当然芳しくない。
 ある日、姉と弟が学校から帰ったら、間借りしていた家が更地になっていた。取り壊されて帰る家がなくなっていた。父母も親戚もいなく途方にくれた。それから中学も終えずホームレスになった。姉は風俗店で働き、弟は日雇いの肉体労働で日銭を稼いだ。
 神はその人に耐えられる範囲で試練を与えるというが、二人の姉と弟の試練は きつ過ぎた。

 弟は歳を偽り、高田馬場で日雇いを覚え、山谷では飯場仕事を覚え、川崎の原っぱでは十日契約を覚えた。そして野下で土木作業を覚え、寿町では港湾の荷役作業も覚えた。

 その日寝る場所も決まっていなく、その日その日一番安い千五百円の簡易宿泊所に泊まった。ねぐらは定まっていなかった。その日暮らしであった。そして はしけでの荷役中、モッコという網の上からこぼれ落ちて弾んだ、大きな四角い生ゴムの直撃を受けて死亡した。姉は気が狂った。姉と弟は幸せというものを知らずに育った。

 「うーん」
 「凄いな」
 「どうすりゃ良いんだ」二人の仙人は考えた。
 「まず弟の方だが、よく見てみろよ」と、甲賀の仙人が言った。
 「よく見ろと言うと」と、伊賀の仙人が聞いた。
 「前々生は、よほど良いところのボンボンのように見えるじゃないか」
 「なるほど、お公家さんのようにも見えるな」
 「人間は、一度は苦界に落ちなきゃ駄目だってことなんだろうな」と、甲賀の仙人が言う。

 a0144027_20251246.jpg「天地の仕組みに逆らってまで、あえて泥水に入ったということか」
 「何のために」
 「自分の魂の糧を増やすためにだろ」
 「うーん」
 「でもな、家を探してやらないと」
 「家ならほら、ずーっと上の階層にあるんじゃないか」「高次元に」
 「この子を見たらそれが分かるように思える」
 「そうだな、神は耐えられるだけの試練を課す と言うしな」

 「しかし、耐えられんな、この臭いは」
 「ドブの臭いか」
 「こう、暗闇じゃあなあ」
 「まずこの子を風呂に入れんとな」

 「風呂は嫌いだ」と、少年は言う。
 「駄目、」と、二人の仙人は同時に言った。
 「でもここには風呂屋はないぞ」と、少年は言った。
 「では」と、二人の仙人は この世界より更に下界にある、賽の河原まで連れて行き、少年に体を洗わした。仙人は衣服を洗った。が、三次元での苦界の垢がなかなか落ちない。よほど苦労してきたのであろう、その汚れに仙人たちは泣いた。

 「落ちんなあ」と、伊賀の仙人が言う。
 「ああ、落ちん」
 「何故だろう」
 「たぶん、姉のことが少年の心にあるからだろうな」「それで解脱ができん」
 「因果なもんだなあ」

 二人の仙人は渾身の力で、ワシン坂病院の姉に光を送った。ワシン坂病棟の姉に涙がこぼれた。またひとしずく涙がこぼれた。
 時が止まった。

 a0144027_15215467.jpg甲賀の仙人が姉の霊視をした。霊格が高く、前世は良家の子女であったことが分かった。さらに甲賀の仙人の霊力に力が入った。姉の病名は統合失調症、重度のうつ病であった。神は酷いことをされる、そう思いながらも光を当て続けた。


 伊賀の仙人が「もうだいぶ汚れが落ちた」と言った。
 賽の河原の水は冷たい。少年はブルブル震えだした。
 さあ日の当たる場所へと、伊賀の仙人と甲賀の仙人が少年の腰をつかみ、五次元世界へと引き上げた。五次元世界といえども、何百何千という階層が広がっている。

 「明るい」と、少年は思った。暗闇から出たので余計明るく感じたのだろう。道行く人が少年に声をかけた。「ごきげんよう」
 「ごきげんよう」と、少年も はみかみながら返答をした。
 だが少年は道行く人と比べ、我が身のみすぼらしい姿に恥ずかしさを感じた。
 と、ここで少年は思わぬ行動に出た。
 「ここがいい」と、岩山の洞窟に閉じこもり瞑想をしだした。

 「おっと」これは意外な展開だなと、伊賀の仙人が驚いた。
 「ほんとだな」と、甲賀の仙人も驚いた。
 「どうしたんだろう」
 「うーん」
 「姉の佐友里を思ってのことだろうか」
 二人の仙人は、少年明彦を見守ることにした。

 明彦は、佐友里姉さんのことを思っていた。佐友里姉さんが回復しなければ、霊界の安住の地、自分の古巣には帰らない、いや、帰っては姉に済まないと思っていた。
 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」と、経を唱え始めた。それが一週間、一年、三年と続いた。伊賀の仙人はとうとう眠り込んでしまった。甲賀の仙人は仙界に戻ってしまった。

 明彦の眼から涙がこぼれた。それと同時に佐友里の眼からもとめどなく涙がこぼれた。時は過ぎ行き 月日は流れた。佐友里は正気を取り戻していた。薬の依存からも立ち直り、学はないが職を求めていた。明彦は洞窟を出た。

 明彦の体からは、金色のオーラが出ていた。道行く人は「南無阿弥陀仏」と、拝んで通るようになった。薄汚れた衣服は、真新しい白衣に変わっていた。明彦は一段上の次の階層に上ることにした。

 次の階層に上ると、人通りが多くなった。日の光も前の階層より明るい。「都会に来たな」と思った。
 だが、真新しい白衣だと思っていた自分の着衣が、この世界の日の光では 街行く人々に比べ、まだまだ薄汚れて見えて恥ずかしく思った。
 なぜか無性に泣けてきた。

 a0144027_14355677.jpg地上では佐友里が「明彦ー、明彦ー」と呼び、仏壇の前に座り線香をあげて手を合わせている。
 「佐友里ねえさんー、お祈り届いているよー、無事かー」「ありがとうな」
 なぜか涙がこぼれてくる。
 「佐友里ねえさんー、ありがとうな」
 「無事かー、無事だったかー」
 「よかった」
 「よかったなー」と、涙声で叫んだ。

 なんだか姉さんが自分のために拝んでくれて、衣服が少し綺麗になった気がする。
 「ありがとう」
 「ねえさん」「だけど…」
 「まだまだ上の世界には入れないよー」と言った。

 明彦は自分が何をなすべきか考えた。法力を手に入れなければ と思った。その法力とは何だ。愛である。真心であり、思いやりである。
 明彦は何かに導かれるように、伽藍の中のお堂に入った。


 仙界では、甲賀の仙人が 高天原の神様に「なにゆえ仕事を放り投げて来た」と、叱られている。
 「伊賀の仙人は どこに行った」と、カンカンである。
 「はい、探してきます」と 甲賀の仙人が言い、仙界を後にした。そして元いた場所に帰るや、
 「おい、起きろ」と、伊賀の仙人を小突き、
 「明彦はどこに行った」と尋ねる。
 「さあ、寝とったからな、どこに行ったかは分からん」「すまんすまん」と言った。
 「とにかく探さなきゃ神様に怒られる」と、甲賀の仙人。
 「行先は分からんのか」
 「さっぱり」
 「うーん、これでは降格だな」と、二人は頭を抱え込んだ。

 明彦は瞑想していた。人間にとってではなく、この宇宙について考えていた。いずれ霊界も そして地上も消滅するだろう。憎しみも憂いも消えてなくなるだろう。諸行無常とは言え、魂の不滅だけは何とか分かる気がする。どこの星に行っても、どのような環境においても…と、そう思っていた。
 俺は死んだ。だが俺はここにいる。何ら変わっていない。もっと上の階層に行けるし、他の惑星にも行ける…そう思っていた。

 「俺の家はどこなんだろう」明彦は最初の疑問にぶち当たっていた。
 「おれの家は」
 「そうか…」
 「そうだったんだ」
 「新宿駅から、宇宙に行くんだー」
 「何で井の頭線だったんだろう」と、明彦は笑った。

 「佐友里おねえちゃん、おれ、宇宙界に行くよ」
 「おれの家、見つけたよ」
 「おれの家」
 「おれの家…」
 「宇宙界だったんだ」
 「そして、もっともっと人助けするよ」と、明彦は言った。

 a0144027_15512128.jpgその時、お釈迦様が「にっこり」と、微笑まれた気がした。それはそれは美しい大きな大きな御姿であった。やや褐色のお肌で、髪はウエーブがかかり、黄色い袈裟衣を着ておられ、非の打ち所がない端整なお顔立ちをしておられた。たとえて言えば、ガンダーラ仏に近い御姿であった。「また会えるから」と言う声も聞こえて来た。

 「おねえちゃんの家も宇宙界だよ」
 仏壇に手を合わせていた佐友里に、涙がにじんだ。「明彦、頑張ってる、頑張ろうね」と言う声が聞こえて来た。
 「ねえちゃんー」
 「ねえちゃん、心配すんな、おれが守ってやるからー」と、明彦も呼びかけていた。

 その時、ベートーベンが霊界で創ったという「第十交響曲」が聞こえて来た。何とも美しい妙なる楽曲であった。だがオクターブが高い、呼吸が、呼吸がついていけない。どうしよう、でもなんて優しい曲なんだろう、と明彦は思った。
 明彦はまた瞑想をしだした。古びたお堂の中で瞑想をした。


 佐友里は昼間はスーパーでレジ打ちをして、夜は居酒屋でアルバイトをしている。
 「ねえちゃん、その人だよ」
 「その人だってば」
 「その人が、ねえちゃんの夫になる人だよ」と、居酒屋に通い続けている男性を見て、佐友里に言った。佐友里も好意を寄せ始めていた。
 「そして家を、帰る家を作るんだよー」と叫んでいた。

 明彦も帰る家を探していた。どうやらここも安住の地ではないことが分かっていた。
 「ねえちゃん、おれも家を探す」と言って、お堂から出た。
 そして一気に上昇した。幾千の階層を飛び越え、如来界まで来た。そこは天国のまた上の世界であった。得も言われぬ美しい町々に出た。道行く如来の人々はみな端整な、非の打ち所がない顔立ちと御姿であった。暫く見ていると、みなが直径一メートルほどの透明な球体に見えて来た。
 「なるほど、これが本当の人の姿か」と、明彦は思った。
 気が付くと明彦も如来の姿になっていた。
 「おれも球体に見えるのかな、大きさはどの位かな」と、思っていた。

 明彦はゲーテの詩篇を思い出していた。土工になってから、肌身離さず持っていた詩集だった。
 …

 a0144027_1512622.jpgだが、わが友、読者よ、君なくば、我はそも何ぞ、
 感ずるところはみな独り言に終わり、わが喜びのことばも分からない。
 人間は気高くあれ、どのような状況であれ、情けぶかく優しくあれ、
 そのことだけが、私らの知っている一切のものと、人間を区別する。
 我らが知らずして、ただほのかに感ずる、より高きものに幸あれ、
 人間は、そのより高きものに似よ、
 永劫不変の、大法則に従い、
 私らはみな、私らの生存の、環を全うしなければならぬ。
 気高い人間よ、まず情け深く優しくあれ、
 うまずたゆまず、益あるもの、正しきものをつくれ。
 そして かの、ほのかに感ぜられる、より高きものの雛型ともなれ。
 …

 明彦は眼を上げた。そこには雲の上に聳え立つ大きな山が浮かんで見えた。
 「あの山は」通りすがりの如来に聞いた。
 「あの山か」
 「あの山は、高天原じゃ」と、その如来は言った。
 「日本神界の」と尋ねると、
 「そう、あの峰の頂から中ほどまでが太陽界と呼ばれるところでな」
 「なかなか優しい神様がたが大勢いらっしゃる」と言われた。

 「高天原か」明彦は懐かしい故郷の思いがよぎった。
 「よーし、行ってみるか」
 明彦は高天原の、山懐を目指して飛んで行った。

 高天原の中腹まで来ると、大勢の神様たちが笑みを浮かべて迎えに来てくれていた。
 そして「よくお戻りになられましたな、ヨヨギノ尊」と申された。
 明彦は大勢の神様たちと、自分の邸宅だというところに入った。
 「ヨヨギノ尊と言われたが…」

 「ヨヨギノ尊とは、私の名前か」と、神様たちに聞いた。
 皆が大笑いした。
 「そうですぞ、まだお忘れか、正三位にあらせられるヨヨギノ尊」と、また皆が笑った。
 「ヨヨギノ尊どののご生還だ、今宵は飲み明かそうぞ」
 「そうだ」
 「そうだ」と言うことになり、笛や太鼓の音曲が入り、女神たちが舞を回った。
 「おれのことは覚えているか、われのことは、私のことは覚えてる」と、神様がたはお神酒で真っ赤な顔になりながら問いかけてくる。
 「家はここだったんだ」
 「ふーん、ここだったんだ」と、神様がたがお帰りになったあと、明彦はしみじみと思った。


 伊賀の仙人と甲賀の仙人が神様のもとで畏まっている。
 「もうよい」「ヨヨギノ尊は無事 独力で帰還された」と、神様が仰った。
 「ヨヨギノ尊」

 a0144027_2015586.jpg「ヨヨギノ尊とはいったい」と、二人の仙人が聞いた。
 「明彦ぎみのことじゃ」と、神様は言われた。
 「あの少年のこと…」
 「うわーっ」と、二人の仙人は驚いた。



 「そこでじゃな」
 「もう君ら二人も、永らく人間界に帰ってはおらぬじゃろう」と言われ、
 「明彦ぎみの姉の佐友里どのに、子種が授かっての」
 「それも二つもじゃ」
 「無理にとは言わぬが、どうか、佐友里どのの子供にならぬか」と仰った。

 「はあ」
 「人間界での経験はここでの千年二千年に匹敵する、苦労は買ってでもするものじゃて」
 「どうじゃ」「気は進まぬか」
 「はあ」
 「はあっじゃない、もっと大成したいとは思わぬのか、苦難を乗り越えた時の経験こそ、永遠に残る魂の糧となるものじゃぞ」

 「ですが、双子になりますが」と、伊賀の仙人が答えた。
 「にぎやかになって好いではないか」
 「でしたら異存はございません」と、甲賀の仙人が答えた。
 「そうか、ならば仙術を少しだけは使えるように残してあげよう」と、神様が仰った。
 二人の仙人は「やった」と喜んだ。
 「せいぜい名を成し、橘姫に孝行するのだぞ」と仰った。

 a0144027_19241778.jpg「橘姫さまというと」
 「今だから言うが、佐友里どのの前の名である」
 「そうでしたか」
 「はい、分かりました。佐友里どのを幸せにさせてあげます」
 「では行こうか」と伊賀の仙人。
 「行ってまいります」と二人は別れの挨拶をした。
 「よかろう、では行ってまいれ」
 とのことで、二人の仙人は地上に飛んで行って、佐友里のお腹の中に入った。

 そして十月十日が過ぎ、やんちゃな坊主どもが生まれた。
 「これでよし」と、神様は思われた。そして、その子らが仙術という法力を使い始め、世の人を救う日を待っておいでであった。


 ヨヨギノ尊は、祭壇に姉の写し絵を飾った。一筋の涙がこぼれ落ちた。
 「お互い苦労したよなあ、おねえちゃん」
 「家に帰って来たよ」
 「ここが僕の家だったんだよー」と、明彦は姉に報告した。

 高天原の景色は絶景であった。眼下には陽光にきらめく雲海があった。その雲間から顔をのぞかせている幾つかの峰があった。
 「ほう、あれがキリスト教圏の山か」「あれは…」わずかに雲間から顔をのぞかせている峰を見て「イスラム教圏の人たちの天国か」「なるほどな」と思った。どの山よりも高天原の峰の方が高い。ここは太陽界中心山であった。
 「帰って来たよー」朗らかな明彦の声が 高天原の山々の木々に木霊した。

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 「了」                        とりあえずここで終わることとする。
                            若干意味不明なところはお許しあれ。

                                       作 森田 博
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by hirosi754 | 2013-12-08 14:00 | 小説 | Comments(0)